こんにちはなおです。
同じHSP(highly sensitive person)の人の才能についてインタビューして、もっと一人一人のことが知りたい!
そしてHSP1人1人が才能を開花させて生きられる社会を作りたい!
この思いで初めてHSP才能インタビューこと「HSP図鑑」。
第4号は、いつも情報をシェアする4人グループのリア友であり、よきHSP仲間でもあるほのちゃんです。
ほのちゃんを知ったいきさつ
ほのちゃんとは、友人がつないでくれてできた4人グループで出会いました。
そこは本当に多才な人の集まりで、自分の得意分野の情報をシェアしたり、アイディアを出し合うグループです。
その中でわたしがHSPだということを話した時、「わたしもそう!」と打ち明けてくれたのがほのちゃんです。
彼女はグループ内でも抜群の理解力や分析力を誇り、その考えの深さや洞察力に感激してばかりでした。
毎日オンラインで話しているほのちゃんですが、今回はおなじHSPとしての彼女に迫りたく、かなりつっこんでインタビューして参りました。^^
ほのちゃんのプロフィール
お名前:ほのか
性別:女性
年代:24歳
おしごと:WEB周りのなんでも屋さん
なお
HSP才能インタビュー
ここから本編のインタビューです。
①自分がHSPだと知ったきっかけはなんでしたか?いつごろですか?
ほのちゃん
きっかけは書店で見つけた「敏感すぎる自分を好きになれる本」です。
その頃一緒に仕事をしていた人たちが常にイライラしていて八つ当たりをされることもありました。
その影響を受けて自分も具合が悪くなってしまっていたんです。
突発的に会社を休んでしまった日に、少しでも心が軽くなる方法がないかと書店に立ち寄ったらこの本を見つけて。
少し立ち読みしたらHSPの特徴が今までの自分の悩みとすべて一致していて自分はHSPだったのかなと思いました。
もともと母がこういうのに詳しく、HSPという言葉自体は聞いたこともあったので、そこまでは驚きませんでした。母もHSPなんです。
なお
人の負の感情を受けて心身に出てしまうのは、まさにHSPの特徴ですね…すごく気持ちがわかります。HSPは持って生まれる資質なのですが、ほのちゃんの場合はお母さんから遺伝したみたいですね。^^
②知る前と後でなにか変わりましたか?
ほのちゃん
①【人の気配があると集中できない】
仕事をしているとき隣の席の上司(いつもイライラしている)が自分のデスクトップを見ているような気がしてしまい、まったく集中できません。
今自分が何の仕事をしているのか常に監視されているように思えてしまい、肩に力が入ることで、本来のパフォーマンスを発揮できないまま疲弊しきってしまいます。(常にこわばってるせいか肩こりもひどいです。)
ほのちゃん
②【他人の怒りをそのまま感じる】
隣にいる上司の他に、毎日頭に血がのぼりやすい上司がいて、その上司はよく特定の社員Aに対して些細なことでキレていました。
ある日その上司と社員Aが口論になり、ものすごい怒号が飛び交って。自分が怒られているわけでもないのに、心臓がバクバクしてしまい、汗が大量にでてきました。手の震えもとまらなくなり、ずっと震える手を抑えていました。その場から立ち去り水を大量に飲んだのですが、それでもまだ症状は治らず、その日1日は何も手につきませんでした。翌日会社を休みました。
なお
ほのちゃん
③【夜熟睡できない】
仕事のストレスがピークだったとき、夜眠れなくなってしまいました。目を閉じてもクライアントや上司がでてきてずっと頭が興奮状態みたいになってしまい、なかなか寝付けません。
また、住んでいる家のドアが薄く、ドアをあけたらすぐ部屋って感じのところだったので、外の音がかなり聞こえる状態なのが大変でした。
同じ階の住人が激しくドアを開け閉めする音や、口論している声などに反応して起きてしまうこともありました。
光があってもよく眠れなくなります。使っていた電源タップがオンにしておくと緑に光るタイプだったのでその光が気になってしまう。カーテンも完全に閉めないと気になります。
これはやりすぎかもしれないけど電磁波みたいなのも気になって、寝るときスマホは必ず機内モードにしないとそわそわします。
ほのちゃん
④【人と話すのは好きだけど話すぎると疲れる】
なおちゃんと同じで、HSPだけど刺激を求めるタイプであるHSSの傾向があります。
はじめましての人と話すのは結構好きだし、いろんなバックグラウンドの人の話を聞くのは本当に楽しいです。
でも調子にのって1日3つくらい人と会う用事を詰め込んだり、連日遊びの予定をいれると体調を崩してしまうことが多いです。
人と会う約束をしていても、前日や当日になって急にいけなくなってしまうこともあります。
なお
知ったあとはどうですか?
ほのちゃん
知ったあともなお仕事の環境はなかなか自分で変えようがなかったから苦労はしました。
でも怒っている人がいたらすぐにその場からはなれるようにしました。
タイミングよくオフィスがフリーアドレス化したのもあり、集中できないときはいつも座っている席から離れて一人で作業をするようにしたり、小さいことでもできることはやるようにしたんです。
自分と他人のあいだには見えない境界線みたいなのがあって、人の感情がそのまま流れてこないというイメージをすることも心がけました。
ほのちゃん
実家では驚くほど熟睡できるようになり、以前より仕事中の眠気が減りましたね。
人と会う約束や遊びの予定は自分のキャパを見つつ調整するようにしています。
だんだんどこが限界点なのかわかるようになってきて計画的に休息日を入れられるようになったし、「ここは休みたい」って決めてる日に何か提案されたら高確率で断っています。ごめんなさいだけど。笑
なお
③自分がHSPだということをだれかにカミングアウトしていますか?
ほのちゃん
母に関しては本人もそうなので説明する手間が省けてよかったし、理解し合えています。
彼氏に関しては、HSPに関してそこまで理解したかはわからないけど、こういう気質なんだということは知ってもらえました。
以前から仕事で感じているストレスについて細かく説明していたので、言うときはそんなに苦じゃなかったです。
④HSPで普段悩んでいることがあればおしえてください
ほのちゃん
ストレスが限界に達したとき、インフルエンザでもないのに40度近くの熱が続いたり、胃腸炎になって救急車で運ばれたりしました。
学生時代はそこまで体調は崩さない方で、出席率もよかったから、自分でも驚いています。
ほのちゃん とくに人が自分に抱いている「不」の感情に敏感で、思い込みとか考えすぎじゃなくて本当にそう思われていることが多いからなおさらです。 ある意味自分を俯瞰できる能力とも言えるかもしれないけど。 面白かった話が、上司との定期面談のときに、面談前に「こんなところに不満を持ってそうだなって…。」て思ったところをあらかじめ書いてまとめておいて見せたら、「これ今日言おうと思ってたこと」って言われたことがありました。 気づいてたならなおせよって話かもしれないけど。笑
なお
ストレスが体調に出るのは、社会人になってからのことが多いんですよね。わたしもそうで、それだけ会社や仕事はHSPにとって負の刺激がありすぎる場所なんですよね。
ほのちゃん
多分話しているときとかでも周りの人とか物とか音とか、何かトリガーになるものがあってそっちが気になっちゃうと、そっちに気が散ってしまうことがあるからかも。
ほのちゃん 興味のあることはたくさんあるけどある程度のめりこんでやりとげたなって思ったら興味がなくなります。 他にもっと興味のあることがあればそっちに移りがち。 直感で動きがちだから心配されることもあります。 学生時代のバイトはだいたい1年ごとに変えてました。 だから一貫性がなくてなんだかふわふわしてる人間にも見えたりするかもしれない。という意味で「変わってる」なのかな?自分でもその「変わっている」の定義がよくわかってないです。(笑))
なお
⑤逆に、HSPでよかったと思うことがあればおしえてください
ほのちゃん
音楽が好きで、いい音楽に出会ったときは鳥肌が立つし、泣けるし、作り手の思いとかそのとき見えてるものとかいろいろ想像することができるんです。
想像力というかもはや妄想力かもしれない。笑
絵も大好きで、学生時代は美術の授業が好きだったし成績がよかったんです。(数学は大嫌いでした。)
美術館に行って心動かされる絵があったらその絵の前でずっと立ち止まってしまいます。
映画とかドラマに関しては感情移入しすぎてしまい疲れるというデメリットもあります。
ほのちゃん
あとは日常の風景の中にきれいなものを見つけられること。
木漏れ日とか、風で葉がわさわさしてる音とか、グラスについた水滴とか、
普段意識してないと見逃してしまうようなものに敏感になれることも。
オフィスにきれいな花がたくさん植わってる庭みたいなエリアがあるから、疲れたときはそこで自然を感じるようにしています。
最近友人から眼レフを譲りうけたので、今後はそういうシーンをおさめておきたいです。
なお
⑥HSPのことで、もっと周囲や社会に知ってほしいことや、してほしいことはありますか。
ほのちゃん
せっかくフリーアドレスになったのに、一人で作業しにいくと上司から「今どこにいますか?」と連絡がきたり、「なるべく近くで働いた方が連携とりやすい」とか言われたりするんです。
近くに人が多いとパフォーマンス発揮できないことを知ってもらい、柔軟に対応してもらいたいなと思います。
あとはただメンタルが弱いだけっていう括りにしないでほしい。
メンタルが弱いというよりは「敏感すぎる」という性質なので、そこらへんを混同されて、「あいつはメンタル弱いから優しく接しないとだめだよ」みたいな扱いするのはやめてほしいです。
なお
⑦好きなことや趣味、得意なことはなんですか。
ほのちゃん
今まで特定のジャンルの音楽ばかり聞いていたけど最近新しいジャンルをたくさん知って、毎日新しい音楽と出会うことにわくわくしています。
ちなみにSpotifyの有料会員。笑 最近は本格的に作曲するためにDTMを勉強中。
ほのちゃん
音楽もそうだし、企画もそうだけど
頭の中に溜まっている情報を多方面から関連付けてアウトプットすることができる。
そしてその関連づける作業はほとんど無意識的。
逆に最初から情報をインデックスしておいて特定のものを引っ張ってくること(ロジカルなアクセス?みたいなもの)は苦手かも。
いつも頭の中はカオスな状態で、でも何か考えるときはそのカオスの中から何個か勝手に引っ張ってきて結びつけてるみたいなイメージです。笑
結果、それは直感的な作業ではあるけど、アウトプットを眺めてみると理にかなってたりするっていう。逆のプロセスみたいな。
なお
⑧⑦のことで、これからしてみたいことや、仕事にしたいことはありますか。
ほのちゃん
作りたいものは、音楽・文章・イラスト・アクセサリーなどで、
直近やると決めていることは、
これまでただギターを弾きながら歌ってスマホで録音するだけの原始的な作曲から一歩進んでソフトとか使って音楽作ってみること。
あとはブログです。もともと文章を書くのも好きだったので。
今はフリーランス向けのブログを立ち上げているところで、アフィリエイトについても勉強中。
「発信する」については、仕事である程度マーケティングのことを学んできたので
自分で作ったものを自分で発信するところまでやりたいという意味で。
これに関しては大学時代から今まで一貫して変わっていない自分の軸です。
なお
ほのちゃん
もっと芸術が評価される社会にしていくことができればいいなと思います。
そのためには、クリエイターも自分の作品を発信する術を学ぶべきだと思うし、
発信方法を知らないが故に埋もれてしまっている良い作品はとてももったいないと思う。
だからクリエイターがもっと世の中に自分の作品を発信する方法を知ることができるような仕組みを作りたい。
また、やりたくない仕事をして創造する体力を奪われてしまっている人を減らしたいです。
そのためには本当にやりたいことだけで収入を得られる社会になるのが一番いいけど、
すぐには難しそうだから、収入を得るための副業みたいなのもできれば、やりたいことにつながるものにするのがいいと思ってるし、そういう考えを広めたいです。
例えば、コンビニバイトをするバンドマンや芸人の方とか、それが可能なことを知らない人が多すぎると思っていて。
なお
⑨これを読んでいる同じHSPの人に、伝えたいことはなんですか。
ほのちゃん
自分は2ヶ月前くらいに限界がきてしまい仕事をやめようとしてたときがあったけど、
これまで一部の信頼できる人にしかつらいということを言えずに溜め込んでいたことに気づきました。
思い切って両親とか、違う部署の上司とかに相談することでかなり楽になったし、
サポートしてもらえるということがわかりました。
ほのちゃん
これまで一緒に働いてきたイライラしている人から離れることができた上、
意思疎通のできている同期と新しい仕事に挑戦できることになって。
新しい仕事の内容は直近でやりたいと思っているブログにも関係してくるSEOの仕事なので、仕事が趣味にも活かせる体制にもっていくことにも成功しました。
周りに敏感な人ほど、自分の悩みをさらけ出すのが怖いと思うけど、
思い切っていろんな人に相談してみることで
環境はけっこう変わるということや、自分をサポートしてくれる人は意外といる、ということを知ってもらいたいですね。
なお
⑩最後にこれだけは言いたい、伝えたい!ということはありますか。
ほのちゃん
「みんなちがってみんないい」
少数派に属していると(ここではHSPという気質)、「自分がおかしいんじゃないか?」「自分はダメな人間だ」と思い込みやすくなってしまうけど、
「実はそうではないんだ」ということにまず気づくこと、そして意識しながら生活することが大切だと思います。
そしてここで注意しなきゃいけないのが、「自分が属している少数派を肯定することで、逆に多数派を否定する思考に走らないようにすること」だと思うんです。
ほのちゃん
それでお互いを尊敬しあって、お互いにない能力を補い合える社会がつくれたらいいな。
そういう意味ではHSPというのも型の一つの型なので、
それにとらわれすぎてしまうのではなく、あくまでも自分の性質を理解する上でのフレームワークだったり、周囲との距離感を掴むためのものさしだったり・・・と捉えて
少し肩の力を抜いてHSPと向き合うことができたらいいなと思っています。
なお
編集後記
インタビューを読んでくださると感じる方もいると思うのですが、ほのちゃんはとにかく、ものごとを的確に表現する力がすごいんです。
そのまま載せたくて、なにもいじりたくなくて、本当にそのまんまお送りしました。(笑)
また、現在会社員をしていて、やりたいこともあってというHSPの方は多いと思います。
彼女の周りを変えていく方法や、これからの夢はおなじ立場のたくさんの方に勇気を与えること間違いなしです。
まっすぐ自分と向き合って悩んで、行動して、やりたいことを着実に進めていくほのちゃん、彼女が今後描く未来に期待です。
なお
ほのちゃん、ものごとを直球で捉える言葉をたくさんありがとうございました!
ほのちゃんは最近使い始めた一眼でのポートレートアカウントを持っています。
加えて、彼女は最近、ギターの弾き語りなどをアップするサイトを開設しました。
つくりかけ置き場は、その名の通り「つくりかけ」をためらわずに置いていく置き場所です。 「つくる」ことが大好きな人たちが、毎日、楽しく、自由に、そして臆することなく「つくりかけ」を公開することで、 幸せな生活を送れる世界を実現したい。 そんな思いから、このつくりかけのサイトを公開しました。
理念が素敵すぎるし、なにより彼女の歌声生で聴いてほしい!鳥肌立ちます!
音楽好きなHSPさんはぜひ♡
じゃあまた。
HSPの才能開発サポーターなお
奈央
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