こんにちはなおです。
わたしは埼玉うまれの東京育ちです。
中学から東京に通った生粋の都会っ子ですが、24年で疲れ果て、25歳で福岡に移住します。
わたしと同じような疲れを感じている方に向け、もしかしたら移住をちらっと視野に入れる時期かも?ということをお伝えします。
すぐ移り住む!でなくとも、どこにでも住んでよく、自分に合いそうな場所はいくらでもあるんだなと思えるだけでも、ずいぶん楽になるからです。
参考までに、わたしや周りの友人が東京に疲れを感じていた理由と、移住して楽になれそうな理由を書いてみます。
Contents
東京に疲れた理由4つ
①東京の景色に見飽きて、どこにも行きたいと思えなくなった
ひとつめは単刀直入に飽きたからです。
わたしは新しいことや場所が好きで、海外にたくさん行ったり、面白そうなプログラムや合宿を見つけては参加していました。
そんな性格なのに、東京に友人が多いからという理由だけでずっと東京に住んでいたのです。
そうして社会人になってからの休みの日に、自然のあるところが好きで出かけるところを探すのですが、「その場所もしょせん、東京の中だよな…。」という思いに見舞われるように。
江ノ島、鎌倉、蔦屋、いろんな公園、レストラン、東京付近にはいろいろな魅力的な場所がありますが、わたしにとってはもうどれも、「なんとなく想像のつくもの」になってしまったのです。
もう無限回通った渋谷とか新宿の景色を見たくない…
こうなるともう、なんだかどこに行く気もなくなってしまい、潮時かなという思いが芽生え始めたのです。
②人が多く、うるさく、ストレスがすごい
一番大きな理由かもしれないのがこれです。
東京はとにかく異様に人が多く、歩くだけで無駄に消耗し疲れます。
どこに行っても周囲の話し声や音楽なんかがうるさく、ノイズが苦手な私をめちゃくちゃ消耗させます。
他の地域にも比較的行ったことがあるのでわかるのですが、ここまで人が多いのは本当に東京だけです。
ほかの地域の都会(たとえば大阪京都、名古屋など)は通勤時間などはそこそこ混みますが、それでも東京の5分の1くらいです。
電車のラッシュもおかしいし、駅も通れないし、道も混んでいる。
東京人からすると、他の地域のラッシュはラッシュと呼べないくらいです。
そのくらい受けたくなくともストレスを受けざるをえない環境でわたしたちは生きているんです…
③周りと比べてしまう焦りや劣等感、過当競争、急かされている感じ
東京ってなぜか忙しいのか美徳みたいな謎の風潮ありますよね。
これは移住した人が声を揃えていうのですが、東京ではいつも急かされている感じがして、必要以上に働いてしまったり、休んでいい時なのに気が休まらなかったりすると。
わたしもそうで、フリーランスみたいな働き方をしているのに、周りが週5超消耗しながら働いていると、なぜか焦りや劣等感を感じてしまいます。
それで、競争社会から早々と降りたつもりなのに、いつも競争させられている感じがつきまとうんです。
月収、年収、ボーナス、有給、肩書き、昇進、残業、オフ、プライベート、ホテル、海外旅行、サプライズ….
なんだか階級を見せつけてくるようなツイッターやインスタの投稿、周りとどうしても比べてしまうコンプレックス感情。
お金を使うことだけがいいというか、お金を使わないと楽しく遊べない感じがただよってきて、そんなことしなくても楽しいことたくさんあるのにと疑問に感じてしまいました。
このままここにいたら、見たくもないものを見せられ続け、したくもない労働を過剰にしてしまう感じがすごかったです。
④たしかに稼げるが支出も多い構造への違和感
東京はたしかにお金を稼ぎやすいなとは感じていました。
時給も高いから、そこそこ働いていればすぐ10万とか20万とか稼げます。
でも、人だらけで面白みのない画一的な仕事で稼ぎ続けると、そのぶんストレスもたまります。
よく言われるのが、稼ぐ額も多いけど、短い休みでストレスを癒すための出費も多くなるから結局お金がたまらない..というもの。
自分もまわりもかなりそういう人が多く、世の中的に見たらそこそこ稼いでいるはずなのに、アホ高い家賃、高い食材などにじわじわ削られ、手元に残らないというのはありました。
また特に強く感じていたのは、仕事で疲れて自炊する気力がなく、ショートカットするために外食したりしてしまうこと。
つまり節約や体のためにいいものを作りたくてもできず、したくもない出費をしてしまっていました。
忙しくなればなるほどこの現象はどんどん加速するので、気分もどんどん荒んでいきます。
お金は本当にほしいものや使いたい人に使ったら幸せだけど、その逆をやるとほしくもないのにしょうがなく払わされている感じだけが残ります。
これって稼ぐ額が増えても、この働き方じゃ生活がどんどんすさむだけだ…とこの支出過多な危なっかしい構造に拒否感がありました。
⑤体や健康を第一に考えられない状況への違和感
④でも少し触れたのですが、料理が好きでほんとうは自炊がしたくても、週5くらい働いてしまうとほとんど無理でした。
これはまわりも口を揃えていう現象で、社会そのものへの違和感がどんどん強くなっていきました。
人間はだれでも、健康を損なったら仕事はできませんし、周りの人を幸せにしたりもできません。
だから本当は自分の健康がだれだって第一のはずなのに、働くことだけで限界まで疲れていたらそれができません。
コンビニ食ばかりとか、野菜なんて何日も食べていないとか(荒んだ時の私です)、そういう人どれだけの数いるでしょう。
この食生活だとほとんど栄養ゼロです。でも、よっぽど気を使っている人以外、ほとんどの人がこういう食生活じゃないでしょうか。
ただおなかを満たすためだけに機械的に食べる。そんなふうにしかできない余白のない東京の生活は、基準がどこかおかしいと思っていました。
移住したら楽に生きられそうな理由
①固定費が下がる。家賃7万3千円から2万5千円に
まず生活費の多くを占めていた固定費がぐっとさがります。
わたしは東京では家賃73000円の家に住んでおり、それを払うためにだいたいどんな仕事でも7日くらい働かなければいけませんでした。
ものすごくきつかったです。
もちろん東京でももっと安いところはたくさんありますが、せいぜい1、2万くらいで、この半額以下にはなかなかなりません。
でも、移住先の福岡で家賃は25000円です。明確に言うと家賃だけなら19000円で、ほかに毎月払う福岡特有のものと足してその額という感じです。
それも不便どころか都会にも10分くらいで出られる便もいいところです。
こういうのが地方ではふつうです。もっと田舎なら一軒家で月1万とか5000円とかもふつうにあります。
賃貸でもわたしのところくらいの物価の地方は、東京以外ならたくさんあるでしょう。
あとは、家賃のみならず、食費とか交際費も下がります。
東京の食材は質がよくないのに高いです。賃料が高いのでお店も高いです。
たとえば出身の埼玉と比べても、野菜1個の値段が100円くらい違いました。
これが毎日1000円くらいの買い物でかかってくるのでけっこうな違いです。
これらが地方に行くと自然とやすくなるので、見かけの収入が減っても出費が下がって楽になるという印象です。
固定費が下がると、そんなに働かなくても暮らせるようになり、好きなことをしたりゆっくり生活する余裕ができます。
②空気がいい
なんだか東京を離れると空気がいい気がします。
東京の電車で15分くらいで気持ちが悪くなっていたのに、福岡ではローカル線45分を平気でなんども乗りました。
外から入ってくる空気や自然の景色、ほとんど人のいない車内など、快適な条件が揃います。
③人がいなくて快適
都会と呼ばれるエリアでさえも、人のいなさに驚きます。
福岡だと博多や天神というオフィスやショッピングモールが揃ったエリアが都心なのですが、そこでさえ、平日昼間に歩いたのに、人がほぼ歩いていないんです。(サラリーマンってどこにいるんだろう)
福岡以外も名古屋や大阪、仙台などあちこち行きましたが、人があんなに無限に歩いているのは東京だけだったんだなと痛感させられます。
人がいないと静かだし、よけたりの配慮もいらず消耗しません。快適です。
④自然がある
心理的に効果が大きいのがこの、自然が近くにあることです。
東京も緑がないとは言えませんが、田舎のような山や海はさすがにありません。
わたしと何人かの友人は、仕事に疲れるたびにいつも緑がほしくて公園を歩いたりしていましたが、一時的なのであまり満たされた感じではありませんでした。
住んでいる福岡のある場所では、歩いて海に行けますし、川も流れていてとても落ち着きます。
電車に少し乗れば山もあります。
東京で自然がほしくて高いお金を払って江ノ島、鎌倉とかあちこち行っていたのがバカらしくなります。
場所を変えれば、もっと豊かで歩いていける距離に自然があって、とても癒されます。
⑤急かされている感じがしないから自分のことに打ち込める
東京を離れると、とたんに急かされている感じがなくなります。
あんなにせかせか歩いていたり、忙しく働いているのって本当に東京だけですw
働くことなんて人生のうちもっと小さい割合でいいじゃんと思えます。
また、焦りや競争意識を感じなくて済むので、周りを気にせず自分のことに打ち込めます。
読書したいとか、いろいろ考えたいとか、作業したいなんて方には最高の環境じゃないでしょうか。
田舎でなにか新しく始める人が多いのが納得です。
自分でなにか作ったり営んだりすることに少しでも興味がある場合、東京以外への移住はとにかくおすすめです。
フラットな自分に戻れて、周りに惑わされず自分と向き合え、本当にやりたいことに打ち込めます。
⑥食材がおいしい
QOLを上げてくれる大きな要因として、食材がおいしいというのがあります。
移住までに福岡で自炊をそこまでしていないので体感はまだですが、福岡の人は声を揃えて、なんでもおいしいから来たら太るよ(笑)と言ってくれました。
海がすぐだから海の幸がきっとおいしく、山も畑もあるから野菜とかもおいしいんです。
海エリアの糸島のゲストハウスで出してもらった野菜中心の料理の味が忘れられません。
全部そのへんで作っているものだそう。シンプルな味付けで素材がびっくりするほど優しく、おいしかったです。
食べるのが好きな方、本当は自炊したいんだって方、健康に気を使いたい方なんかは、移住して食の質が上がるとすごく幸せになれると思います。
もしここまで読んで、移住が少しでもいいなと思ったら、移住は実はだれでもできる引っ越しだ!ど田舎に行くことだけが移住じゃない!という趣旨で書いている記事がおすすめです。
→地方移住の方法【初心者向け。地域の都会近くに住むプチ移住がしやすい!】
じゃあまた。
なお
奈央
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