こんにちはなおです。
この記事を読んでいるということは、あなたは以下のような考えをお持ちでしょうか。
- 働きたくない
- 職業というよりそもそも会社がいやだ
- 働くのに疲れた
- サラリーマンになりたくない
- まわりに楽しそうな大人がいなくて夢を描けない
- 週5日も拘束されるとか無理すぎる
ちなみにこちらは、就活生だった時から今の今までずっと思っていることリストです。
このような違和感を抱えている人はたくさんいます。
会社っていろいろおかしくない?
そう思っている人には共感しかない、キレッキレに日本の会社を斬るとっておきの本を紹介します。
働きたくないあなたの違和感を言い当てまくる本
本のタイトルは、「あ、『やりがい』とかいらないんで、とりあえず残業代ください」です。
もうタイトルからいいですよね、よくぞ書いてくれた、と思います。
「あ、『やりがい』とかいらないんで、とりあえず残業代ください」の内容
一言でいうと、この本は日本の会社まじおかしくない?
と、キレッキレに会社を斬りまくる本です。
読んでてこんなに皮肉なうなづきが溢れた本は他にないレベルでした。
著者さんは、(自分を犠牲にしてまでの不当な)「やりがい」という呪縛から読者を解き放ちたいとのこと。
トピック:残業
- 残業は本来例外的なもののはずなのに、ほとんどの日本企業ではつねにするのが当たり前になっている。
- しかも、就職前に残業ありますかなんておおっぴらに聞けない。やる気ないと見られる。
- それに、残業少ないとこを選んで入れたとしても、部署によってはやばいところもふつうにある。
と、何重にもおかしいこういった慣習について触れています。
トピック:有休
- 日本の有休全消化は、3人に1人(他国と比べて3分の1なみ)
- 有休が取れないのは約束違反
- なのに、そもそもスケジュール的に休めない人や、だれも取らないから取れない雰囲気が漂ってこうなっている
トピック:労働犯罪
- 日本の労働犯罪がやばい
- 過労死って殺人罪で、それならふつう何十年の刑なのに、企業がそれを起こすと罰金しか課されない
- つまり日本は労働犯罪の無法地帯レベルの放置
元ブラック会社員として共感しかない
わたしは有休と残業という言葉の存在しない会社で働いていたので、どれを読んでも気持ちがものすごいわかります。
毎日終電くらいまで働いて土日も出社するのに、残業代はゼロでした。
過労死してもまったくおかしくない会社だったし、パブロンの瓶を半年で400錠のみきったほど体調が悪かったので、自分や同期が死んでテレビのニュースになっても、ちっとも驚きません。
まあそんな経験もあって、この会社は極端だろうけど、多かれ少なかれどこにでもある、日本企業のおおまかな風潮は理解しているつもりです。
だから、「ほんとそれ!(怒)」という感想しか出てこなかったです。
読むと、やっぱ違和感間違いじゃないよな、とわかります。
あと、本にたくさん書いてある、コラム的な社会人の方からのコメントが秀逸すぎて、電車で読んで声が出て辛かったです。
仕事に生きがいって、だれが決めたの?それほんと?
「人間は仕事に生きてこそ幸せなんだ」の教育は義務教育時代から始まっています。
なりたい職業の人を見に行ってテンプレ感想を書かされたり、感動エピソードのようなものを読まされたりして。
「やりがいを持って働く」ことだけが社会人の理想であるかのように思わされます。
ほんとうにやりがいのある人はいいけど、ん?と思っている方はそのまま立ち止まって考えてみてほしい。
やりがいって必ずしも仕事になくてもいいよね?
家庭、趣味、ボランティア、社外の交流、副業、そういうのを楽しみに生きてもいいよね?
たとえば仕事は純粋な生計を立てるためだけにやって、大好きな子供と時間を過ごすのを楽しみに生きる。
これだって幸せの形だよね?
- やりがいがあれば、給料少なくていい?
- やりがいがあれば、残業代出なくていい?
- やりがいがあれば、プライベートの犠牲もしょうがない?
それ、まじで言ってる?
自分を納得されたいからじゃないの?
教育と会社に洗脳されてるだけじゃないの?
あなたの人生って、会社だけじゃなくて、もおおおっと広いまるごとのものです。
今就活中とか、今会社で消耗してるとかで、会社のことしか考えてないあなたには、ぜひ読んで、会社じゃなくて自分の生きたい人生の方を見つめてほしいのです。
この本は、わたしたちが無意識に教育や会社に植え付けられた、「社会人としてやりがいを持って生き生きと働く()」の呪縛から目を覚まさせてくれます。
カタイ本じゃなくて爆笑しながら読めるから、休みの日にでもパラパラしてみてください!
じゃあまた。
HSP才能開発サポーターなお
奈央
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