こんにちはなおです。
ブラック企業に勤務してから働き方への興味が強まり、どんな環境なら人は気持ちよく働けるのかなと、考えることが好きです。
もしあなたが今職場に居心地や雰囲気の悪さを感じて悩んでいる場合、そこは人が逃げる職場である可能性がかなり高いです。
判断するのにぴったりの良書を見つけたので、この記事で、あなたの会社に重ねながら確かめてみてください。
会社の居心地悪い..と思ったらこの本で確かめよう
この「人が集まる職場、人が逃げる職場」を読んだところ、わたしの会社がどうしてあんなにピリピリ居心地が悪かったのかよくわかりました。
本に書かれている「人が逃げる職場」の説明にほぼ全て当てはまっていたのです。
例えば、
- 人が集まる職場は、カウンセリングする
- 人が逃げる職場は、コーチングのみ
- 人が集まる職場は、とにかく傾聴する
- 人が逃げる職場は、とにかくアドバイスする
- 人が集まる職場は、等身大の上司
- 人が逃げる職場は、エリート上司
- 人が集まる職場は、時には凹む
- 人が逃げる職場は、いつでもポジティブ
- 人が集まる職場は、プライベートの話が盛り上がる
- 人が逃げる職場は、仕事の話しか盛り上がらない
- 人が集まる職場は、「多流」思考
- 人が逃げる職場は、「一流」思考
おそらく会社に居心地悪さを感じているあなたなら、ピンとくることがいくつもあるのではないでしょうか。
Contents
私の経験した最悪の会社VS最高のグループを、本に当てはめて比べてみた
では、実際に上のような職場環境ってどんな感じ?を本にそって説明していきます。
説明に伴って、
- 大っ嫌いだったブラック会社=人が逃げる職場
- 毎日情報をシェアしているチャットの4人グループ=人が集まる職場
に例えて書いていきます。
- ブラック会社:つねに怒号が飛び交う人材営業会社。新卒が一年で半分やめる。残業やばすぎて残業という概念がない。
- スラックの4人グループ:友人が似た人を合わせて作ってくれた、有益な情報をシェアするクローズドコミュニティ。性格は似ているが良さが違うので、多様性の塊
①逃げる職場はとにかくアドバイス、集まる職場はとにかく傾聴
一方的にアドバイスだけするのか、ほんの少しでも共感と傾聴をするのか。
聞いた側にとっては天と地ほど違いますよね。
1,ブラック会社:やれ!と事務処理
ブラック会社では、なにも聞かずにとにかくやれ!の一辺倒でした。
2部署にいたけどどちらもまったく傾聴されている気がせず、共感ゼロで、「それがいやならこうすれば?」と策だけを提示され、事務処理的に扱われている気がつねにしました。
そうすると部下(わたし)は、この人に言っても聞かないから意味がない、言えないとどんどんストレスをためこむことになります。
わたしはただ聞いてくれる人がほしかった。
2,スラック:とにかく共感から入る
一方スラックの4人では、それぞれ忙しいので傾聴とまではいかなくても、だいたい誰かが悩みを吐き出したとき、合いの手をしてくれる人がいます。
全員がとくに意識せず、できるときにその役割をしている感じです。
一言でもうんうん、とかわかる、とかそれはつらいね…と言ってもらえることが、どれだけ救いになるか痛感します。
受け止めてもらえる感があるから、ささいなことでも投げてみようと交流が活発になりますし、だれかの悩みが別の人の助言で解決することもよくあります。
②逃げる職場はエリート上司、集まる職場は等身大の上司
エリートか等身大かで人が逃げるか集まるか変わると。
うーんと思って考えてみたら、まさにそうでした。
1,ブラック会社:エリートぶったひとりよがり上司
ブラック会社では、2部署とも、自分は仕事できる感を漂わせ、部下に残業を強要するようなひとりよがり上司でした。
部下はそういう人に共感ができないので、心のどこかで「あいつの自慢話聴くだけじゃん」と不満を抱えています。
俺もずっとできなくてさ、とか、こんな失敗しちゃったよ、とかの自己開示がなく、部下側ばかりできない状況を説明させられ、弱みを詰められます。
結果、心が折れてやめていきます。
2,スラック:全員まったく着飾らない、積極的に失敗も話す
スラックにいる4人は、笑っちゃうほど着飾りません。
ネタみたいな話もいつも出ますし、成功も「ほめてー!」と話すけど失敗も「やっちゃった…」と自分から書いています。
とにかくなんでも話していい安心感がベースにあるので、それぞれ空気も読みつつも、いいこと悪いことなんでも話し合えています。
③逃げる職場は一流思考、集まる職場は多流思考
ひとつのみしか認めないか、個人の色を尊重するか。
前者はできる人にもできない人にも苦しく、後者はこんなこともしてみたい!と全員参加型になってやる気が出ます。
1,ブラック会社:無理なのに全員プロと言われ案件30社
新卒は1人で30社くらい、新規開拓をして案件を背負わされます。
1人で30社ですよ…
個性は一切尊重されず、数のみで評価される極端な成果主義です。
まだちゃんと案件も回せないような状況で、プロなんて人はいないのに、達成しても背負っている社数だけが毎月増えていきます。
達成できない人、疲れ切った人からどんどんやめていきました。
2,スラック:個人がグループ立ち上げたら20個以上が機能
一方スラックは、最初1グループくらいの雑多な情報シェアグループでした。
けれども、個人個人が「本好きだからシェアしたい」「おすすめの食べ物紹介しようよ」などと自分の好きなチャンネルを作っていき、結果20個以上になりました。
まさに多流思考です。なんでもありなのです。
すごいのが、20個以上になっているのに、ちゃんとどのグループも機能しており、使っていて気持ちいいことです。
多様性を認め合える場所では、こんなに濃密にあらゆる情報が行き交うんだと感動しています。
今の環境がいや!居心地いいとこにいたい!なら読んでから探してみて
わたしはこの本を読んで、ピリピリしていて、怒鳴られるから怖い、居心地が悪い、くらいに思っていた会社が、もっとあらゆる環境の点でだめなのだと気づきました。
ただピリピリしている、怒号が飛び交う、業務がパツパツ、離職率が高い。
そんな会社の背景には書いてきたような「人が逃げる」要素がたくさんつまっています。
それを自分の中で言語化して、次を選んだり、新しいなにかに所属するときの判断眼を養うという意味で、ぜひ読んでみてほしい本です。
とりあえず、「もう嫌な職場には行きたくない!」「以前や今、そういう会社にいるが、なにがだめなのか知りたい」
そんな方にはぴったりです。
居心地の悪い会社と、今までにいて居心地のよかった会社やコミュニティを比べてみると、いろんなことがわかって面白いですよ。
働く側のわたしたちがしっかり職場への知識をつけて選んだら、ミスマッチなところに入って心身を壊す人が減って、幸せに生きられる人が増えると思っています。^^
じゃあまた。
HSP才能開発サポーターなお
奈央
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