移住の意味の1つは、ふるさとが増えること【移住目前の実感】

こんにちはなおです。

わたしはあと2週間くらいで東京から福岡に単身移住します。

いろいろ思い返していたら、「移住とはふるさとが増えていくことなんだな。」という思いに至ったので、移住のいろんな意味の中で、今回はこのことについて書きます。

福岡に行ったら、埼玉と東京がふるさとになる

移住を前にして、親友と会って遊びに出かけた日の最後、「そっかもう行っちゃうのか、行くからね！さみしい！」と言われ、湧いていなかった実感が一気に湧いてきました。

このあと会う人わずかな人たちも、たぶんそれがいったん最後になるでしょう。

わたしは東京に中学から通っているので、友人の数も圧倒的に東京が多いです。

その人たちと頻繁には会えなくなることがすでにさみしく、あっちに行ってもそこだけがさみしいかなと思います。

それで帰省するときの妄想を今からしていたとき、自分がものすごく楽しそうに「この日〜この日まで帰るから会おう！」とグループに書いている図が思い浮かびました。

そこで気づきました。

「たしかにすぐに会えなくなるのはさみしいけど、東京は、また会えて嬉しい人たちがたくさんいる場所になるんだ。わたしは東京にも帰る感覚でいるんだ。」と。

わたしの実家は埼玉です。

それに加えて、今度は東京も帰省先になります。

（まあこのふたつは近いので、両方一度に帰省する感じになると思います。）

近いとはいえ、本当の実家がある埼玉だけでなく、2年半住んだ東京も今度からは帰ってきて嬉しい場所になるんだと考えると、居場所が増えるような気持ちです。

福岡からどこかに移り住んだら、今度は福岡もふるさとになる

そしてわたしにはどこかに一生住みたいという願望がなく、飽きっぽいしつねに新しい刺激がほしいので、たぶん住みやすいところを転々とすると思います。

それか家は固定して夏だけ北海道とか長野の山の中とか、冬に南国の沖縄とか、一時的に行ってノマドライフするのも憧れです。

それで、福岡の次を考えているのですが、なんとなく神戸あたりか、千葉の海があるエリアが濃厚です。

いまのところ、わたしにとっては人がいすぎてストレスになるので、もう東京には住みたくないなと思っています。

何年かして福岡からどこかに移り住んだら、今度は福岡もふるさとになります。

埼玉と東京が地元で、福岡にも帰れる。

観光客としてでなく、自分が心から落ち着けて会いたい人のいる場所が、世界に増えていきます。

そんな世界は、今よりもっと居心地がよく、どんどん柔軟な人になっていけそうです。

移住は、あなたが人とつながれる場所（ふるさと）を増やしてくれる

移住には、半分強制的に、あなたが新しく人とつながれる場所を増やしてくれる役割があります。

ふるさとが全国にたくさんあるのって、素敵じゃないですか。

どこにでも会いたい人がいて、行けば歓迎してもらえて、そのどこに住んでもいい世界。

なんだかひとところに拠点を構えなきゃと袋小路にはまって、自分で自分を苦しくしている人が多い気がします。

これはいままでのわたしのことです。東京に会いたい人がいるからと、移住は頭にあったのに、その1点で踏み切れませんでした。

あなたが今住んでいる場所、働いている場所は、ほんとうにそこにいたい場所でしょうか。

そうではない人が、かなりいる気がしています。

お金をかせぐことや、見かけの条件ばかりに気を取られ、もっといいところがあるのに「ここでがんばるのが正しいんだ。」と無理やり自分を納得させていませんか。

移住とは、孤独になることではなく、あなたがいつ帰ってもいい、帰ってきたくなるふるさとを増やすことです。

じゃあまた。

なお