こんにちはなおです。
HSPの方は、非HSPの人にふだんつらいと思っていることを話した時、「なにそれ?」とか「わかんない。」などと言われたことはありませんか。
あとは、そこまで言われずとも、あまり共感されず悲しかったことくらいはあると思います。
わたしは自分がHSPだと知る前、付き合っていた人に一切理解をしめされなかったことがあり、ものすごくショックでした。
でもそれは、相手の理解や共感が薄かったのではなく、本当にわからなかったのだと今ならわかります。
今回はそのあたりの、HSPと非HSPの感覚はここまで違うんだと感じた話と考えを書きます。
「人が隣にいるのがいや」⇨「は?気になんない。やれよ。」
1番亀裂が大きかったのは、新卒で入った会社同期との会話です。
同期でありながら同棲しており、仕事内容よりも人が隣につねにいる環境がわたしにはしんどく、そのことを話したときの反応でした。
「なんか、人がつねに隣にいるのがきつい。あとテレアポの声を周りに聞かれるのもきついしいや。」
それに対し彼(非HSP)は、「え…?そんなこと気になんなくない?というか、わかんない。それより、やれよ。(目の前の仕事に集中しろよの意味)」
わたしはこう言われ、1番聞いて欲しかった人に完全に冷たくされたと感じてわんわん泣いてしまいました。
わたしが抱いている心境は、多くのHSPの共感を得るものだと思います。
人が隣にいるだけで充電の減りが2倍のスマホくらい消耗していきます。
互いに聞こえる声でテレアポをしなければならないのも、ものすごい恥ずかしさや、なにか言われるのではないかと監視されている感じをうけ、毎日手汗びっしょりでした。
(そして実際、トークが悪いとすぐ上長がだれにでも大声で注意します。)
でも、これは非HSPの彼にとっては多少いやな感じはあるものの、毎日変わらぬ光景であり、彼にとっては目標を達成することのほうがよっぽど大事だったのです。
いきなり泣かれた彼は、今思えば、ほんとうにどうしていいかわからない顔で困っていました。
「なんかすごく悪いことをしたんだなというのだけはわかるんだけど」とものすっごい気まずそうな顔で言われました。
営業のおなじ部署のおなじ仕事内容でも、これだけ感じ方が違います。
しかも、彼はふだん共感に欠けるタイプではなく、よく体調や微妙な反応を察してくれる方でした。
それでもここまで違います。
どちらも悪くなく、本当に感覚が違っているだけ。互いに感覚を聞いて歩み寄ろう
もしわたしが彼と生活していたとき、すでにHSPだと知っていたら、もっとわかってもらえるように説明したと思います。
今ならHSP特有の感覚というものがたくさん存在することがわかるし、それを言われた非HSPは、感覚を持ち合わせていないので「え?」となってしまうこともわかります。
非HSPの人に理解を示されないと感じることがあったとき、「その人は共感に欠けるわけではなく、本当にその感覚を持ち合わせてないだけだ」と考えてみてください。
その前提で、どんなときにどう感じてどうしてもつらいのか、逆にどうなれば居心地よくできるのかと具体的に話しましょう。
相手からすると、わたしたちは初めての珍しい感覚の持ち主です。(ほんとうは5人に1人いるんですけどね笑)
ただ内向的、内気、恥ずかしがり屋、ストレス耐性が低い、体が弱い、などとそういうことではなく、「よくもわるくも刺激にとても敏感」な資質であることを理解してもらいましょう。
とくに、恋人、パートナー、家族、親友など互いの深い理解が必要な相手の場合は、感覚の違いから決定的な断裂につながることがよくあります。
HSP側がよく抱くような思いは、「どうして共感してくれないの」「どうして察してくれないの」「わたしはもう疲れたのに…」このあたりです。
とくに共感や察しは、わたしたちがふつうの人より飛び抜けて鋭いので、ふつうの人に同じことを期待しても無理があります。
例えると、数学が苦手な人にどうして難関大学の問題が解けないのと言っているようなものです。
HSPが一方的に限界になるまで我慢する前に、ふだんからなにかきついと感じたら、相手にこうしてほしい、これはやめてほしいということとその理由を伝えましょう。
わたしもまだまだ努力中です。
でも、限界までこらえるくせがあった昔よりも、いやなものはいや!と口に出すようになった今の方が、大事な人たちと本音で付き合え、いい関係でいられています。
自分や相手の感覚を、違うのだと諦めずに言葉で説明しあうことで、完全な共感には至らずとも「相手の苦手・不快な状況を避ける」ことはできるようになります。
あれ?わかってもらえてない?と感じた時は、「そもそも感覚をもっていないのかも」とぜひ考えて、あなたの感覚を説明してあげてくださいね。
じゃあまた。
HSP才能開発サポーターなお
奈央
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