こんにちはなおです。
HSPさんの記事を書いていて、思ったことがあります。
自分を含めHSPの方が周りのノリに入れないと感じる人が多いのって、興味がない以外にも、
もう1人の自分がつねに自分を見ているような、外から俯瞰しているような感覚がつきまとって、その場のテンションに没入できないからじゃないか…?と思いました。
というのもわたしがずーっとこの感覚を持ち続けていて、とくに、なにをして遊んでも深く満たされることのなかった小さい頃が1番これがひどく、虚しかったです。
これって他のHSPさんにもよくあるんじゃないか…?と思うことが多々あったので、このもう1人の自分について書きます。
もう1人の自分が常に見ているのってHSPの自意識の特徴だと思う
自分に対する意識(自意識の強さ)がそうさせるのかなあと思いました。
Contents
①もう1人の自分が見ている、が起こるのは、その場に深い興味の対象がない時
もう1人の自分が自分を見ているのは、深く入れるものがないとき、つまりその場に深い興味の対象がない時や、周りを伺っている状況の時です。
この周りを伺っている状況の時は単に次なるアクションの前行動なので(セミナーの開始前に周りを気にしている時など)、これは除外して、前者のその場に深い興味の対象がない時、について書いていきます。
例えるなら、
- 飲み会でしたい話も聞きたい話もない時
- 単に自分がその場へ乗り気じゃない時、別のことが気になっている時
- 相手が支離滅裂に怒鳴っているなど、目の前の人の感情が理解できない時
- 一緒にいる人の話がつまらない時
わたしの場合は、小学校のほとんどをこの感覚で過ごし、つねに虚しさがつきまといました。
というのも、小学生の遊びって外遊びくらいしかなく、毎日おなじような友達とおなじような場所でただ走り続ける自分がものすごく虚しく、意味が感じられなかったからです。
授業も恐ろしく簡単かつ暇で、なにをどうやってもやることがないので身の置き所がありませんでした。
この感覚は、受験勉強という初めて深く没入できるものを見つけるまで続きました。
②もう1人の自分が見ている時:自分や人の一挙一動がすごく気になる
集団の場でもう1人の自分が自分を見ている時などは、自分のことがすごく気になります。
例えば、
- 今微妙な表情や格好をしていないだろうか
- 立ってる姿勢はおかしくないだろうか
- 変なことを言っていないだろうか
- 前に出て言ったことはおかしくなかっただろうか
- 別に見られてるわけでもないのに、見られているような感覚がつきまとう
- 今日の自分はこの人たちの中でどうふるまおうか
- みんなのテンションに入れない感覚が虚しい、また今回も入れないと感じる
あとは、あっさり浅く周りの人のことも見ているような状態なので、
- みんな今日もすごい元気だな…
- 今日は違う服着てるな
- 昨日は来てなかった子が来てるな
- この子今テンション高いな、低いな
- あの子はだれかに話しかけたがっているな、入りにくそうだな
こんなことにもたくさん気づきます。
③没入できるともう1人の自分はいなくなる
もう1人の自分が見ていてその場のテンションに入れない感覚は、自分が没入できる対象があるときはなくなります。
例えば必死に問題を解いているとき、面白い本を読んでいる時、面白い人と話して一言も聞き逃したくない時、ブログを書いている時、絵を描いている時、楽器の練習をしている時とかです。
これがフローという状態なのですが、そのとき自我はなくなり、時間の感覚もなくなり、心地よい集中状態です。
もう1人の自分がなにか言っててつねに虚しいという感覚がある場合は、フローに入れる時間を1日の中にふやしていくと満たされていきます。
フローは幸福の条件にもあるみたいで、実体験ではその時間がある一定のところまで行くと、満たされて、それをしていない時間も幸せを感じられるようになって、1日のだいたいは幸せ、という感情になれます。
(ちなみにそのことを書いた本のタイトルが超秀逸で、「没頭力 「なんかつまらない」を解決する技術」です笑)
④もう1人の自分がいたほうがいい場合:自分について客観視が必要な状況
もう1人の自分がいることは必ずしも虚しいだけではなく、いたほうがいい時といない方がいい時があります。
自分の場合だとカウンセリング中は自分の話すすべてをメタ認知しながら聞く必要があるので、むしろその場に飲まれてはだめで、もう1人の自分をつねに置いておかなければなりません。
こんなふうに、客観視が必要な仕事をしている方にとっては、仕事や重要な場でもう1人の自分は必須!ということがあります。
あとは日常的に感情の処理をするときはもう1人の自分が必須。これってなにを言おうとしてる?このことから見えるいい面は?とか考える時は客観的な視点を自分の中に持つ必要があります。
そういうときはもう1人の自分はとっても役に立つ優秀なパートナーです。
⑤入れなくて虚しい感覚がいつもある場合は、フローに入れる時間を作ろう
その場のテンションに入れなくていつも自分を見ているもう1人の自分がいて虚しい、という感覚を持っているHSPさんがいたら、1日の中でフローに入れる時間を少しでも作るといいと思います。
学生さんだったら、休み時間に無理に場に入らずに自分は好きな本を読んでいるとかもできますし(わたしはよくやってました)、
社会人の方だったら、好きな作業を集中してやってみるとか、商談をかっこよくまとめあげるとか、1対1で楽しいと感じる人と話すとか、お休みの日に体を動かすとか、好きな創作活動をするとか、楽器を弾くとか。
わたしの考えでは、HSPさんの幸せの条件として、フローに入れる時間が(たくさん)あることは必須だと思います。
したいことの中で、深い思考をつぎこめる場所があることが、深い思考のHSPさんをはじめて満たすかなといろんな方と話していて感じました。
そんなに集中したら疲れるじゃん?と思うかもしれませんが、フローのあとは脳がすっきりします。
できれば日々、最低1時間程度のフローはあると幸せかな?と思うので、自分はなにをやっている時に時間感覚が消えるのか考えてみてください。
じゃあまた。
HSP才能開発サポーターなお
奈央
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